『6つの夏の御題1』
お題提供:『6倍数の御題』さま


1.七夕

2.開放感

3.ひと夏の思い出

4.セミの鳴き声

5.お彼岸

6.花火と浴衣












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  1.七夕  

「市丸隊長、何てお願いしたんですか?」
「たまには雛森ちゃんから抱きついてくれますようにて。
 いつもボクからなんやもん」
「えーと、そのぅ…///」
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笹ってどんなだっけ…;







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  2.開放感  

「…イヅル。何やの、この縄」
「野放しにすると雛森くんが危ないかと思いまして。
 念のためですよ」
「せっかくの海やのにーっ(涙)」
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イヅルさん、強気です(笑)







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  3.ひと夏の思い出  

「イヅルー、何見とんの?」
「こないだの休暇で、遊びに行ったときの写真ですよ」
「ああ、阿散井くんらと行く言いよったね。
 …。……。
 ……なんで雛森ちゃんも写っとんの?」
「なんでって、彼女も一緒に行ったからですよ」
「なんでボクが写っとらんのん?」
「なんでって…;」
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現世に遊びに行ったようです。







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  4.セミの鳴き声  

 窓を全開に開けると、セミの大合唱が聞こえてくる。
市丸はわざと小声で、
書類とにらめっこをしている雛森に言った。
みーんみーんみーん
「ひーなもーりちゃーん」
つくつくほーし つくつくほーし
「好きやでー」
じーわっ じーわっ じーわっ

「…あれ?
市丸隊長、さっき何か言いました?」
「いんやー? セミの鳴き声やろ」
みーんみーんみーん…







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  5.お彼岸  

「雛森ちゃん、何しよん?」
「お彼岸の準備のお手伝いです。
流魂街でお世話になったおばあちゃんのとこで」
「ふぅん。
ボクには必要あらへんことやなぁ…」
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お盆と間違えてる気がしてならない…







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  6.花火と浴衣  

「おや? 浴衣かい?」
「えへへ、そうなんです。
頑張ってみようかと思って」
「そういえばもうすぐ花火大会だね。
それを着て市丸と一緒に行くの?」
「えっ! あっ、いたっ!」
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お話し相手は藍染隊長です。